
発育・発達相談
発育・発達相談
お子さまの発達や子育て、体の発育に関して気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
お子さまのこれまでの発育・発達のようすやお子さま自身が困っていること、ご家族の方のお困りごとや心配ごとなどを聞かせていただき、アドバイスができればと思います。
充分な時間を確保するため、できるだけ午後の予約診療をご利用ください(Web予約できます)。この時間帯ではご都合がつかない場合は、お電話でお問い合わせください。
ほかのお子さまと比べて小さいのではないか、あるいは大きすぎるのではないか、などお子さまの発育が心配になられたらご相談ください。
生まれた時の状況やこれまでの病気、ご家族の体格などをお聞きすることがあります。
母子手帳や保育園、幼稚園、小学校の身体測定の記録から成長曲線を作成しますので、診察時に持ってきてください。成長曲線を作成することで、同性・同年齢の標準値からどのくらい離れているか評価したり、伸びぐあいに問題がないかを見ます。
今の身長、体重を測定し、手足の長さなど体のバランスをみたり、その他に病気がないか診察します。より詳しい検査が必要と判断した場合は、適切な医療機関を紹介させていただきます。
神経発達症とは、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。
「自分の感情をコントロールする」「物ごとに集中する」「他人の表情から感情を理解する」などがうまくできません。特性のあらわれ方は人によって異なります。
生まれつきの行動や思考の特性ですので、個性や性格に近いものです。「障害」ではなく「違い」と捉え、「治す」のではなくその子に合った対応方法を見つけ出すようにすることが大切です。お子さまとご家族が笑顔で安心して過ごせるよう、サポートを一緒に考えていきます。
神経発達症には、以下のような様々な状態が含まれています。
以下のような特性があると自閉スペクトラム症の傾向があると考えます。
*対人関係の障害
友達とうまく遊べない、順番・交代ができない、共感、興味の分かち合いがない、空気が読めない、相手が傷つくことを平気で言ってしまう、など
*コミュニケーションの障害
ことばの遅れ、オウム返し、会話がキャッチボールにならず自分の話を一方的にする、冗談や皮肉が通じない、など
*パターン化した興味や活動
回るものに夢中、決まった服しか着ない、音に過敏、人が多い場所がダメ、偏食がひどい、急な予定変更でパニック、など
自閉スペクトラム症の傾向がある子どもは、自分の周囲で今何が起きているか、自分は何をすればいいかが明確でないと混乱してしまうため、あいまいな表現はだめです。絵カードで示すなど、環境を整理する必要があります。
発達特性、個性を理解し、必要に応じて療育や、家族・園や学校と情報共有するなど、早期からの支援が大切です。
*注意欠如の特徴
授業中、注意を持続することができない、忘れ物が多い、片づけられない、など
*多動・衝動性の特徴
授業中に席を離れたり走り回る、順番を待つことができない、しゃべりすぎる、など
じっとしていられない、がまんができない、ケガが絶えないお子さまが、「困った子」として常に叱られつづけていると、自尊感情が低下し、やがて反抗的になったり素行が悪くなることがあると言われます。
注意欠如・多動症の傾向のあるお子さまへの対応は、環境調整、学校との連携、お子さまとご家族のサポートが中心になります。薬物療法を併用することもあります。
子どもが高ぶっているときは短い言葉にとどめ、落ち着いた後にゆっくりさとすこと、ふだんはよいところをほめること、自尊心を傷つけないことが大切です。
知的な発達に遅れはありませんが「読む」「書く」「計算する」といった特定のことがうまくできません。具体的には、「形の似た字を間違える」「どこで区切って読めばいいかわからない」「文字を左右逆さに書いてしまう」「簡単な計算ができない」「3番目と3つの違いが理解できない」などです。
勉強に時間がかかり、自信をなくしがちになります。できないことや苦手なことを注意するより、できたという自信をつけさせること、ほめることが大切で、学校などの教育現場と家庭でのサポートが重要になります。
吃音とはスムーズに話すことができない状態をいいます。同じ音を繰り返したり、音が伸びたり、なかなか話し出せないといった様々な症状があります。吃音は、厳しい子育てや本人の精神的な弱さの結果ではなく、体質的な要素が強いことが知られています。大半は自然に症状が消失したり軽くなったりします
吃音があることで、からかいやいじめの対象となっていないか、また、学校の発表などが本人の苦痛となっていないかなどを把握し、環境調整を行うことが大切です。
知的機能の水準が平均より低く、そのために日常生活において困難が生じます。
両手や手足など、複数の身体部位を同時に動かす「協調運動」に困難があり、日常生活に支障があります。
意に反して身体が突発的に動いてしまう。意思に反する発声や動きを伴う多様なチックが1年以上持続し、日常生活に支障をきたす場合は「トゥレット症」と呼びます、
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